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2009-12-16(Wed)

■深い夜、遠目に切れる墓石
規則的に並んで照って

なだらかな神経

■信号機の光を見えなくさせていた西日
空洞のガラスを透って、汚れが地面に模様をつくると
夢さみしさに衝かれた

               硝子の身体(タイトル)

■16:04二度目の耳鳴り

聞き取れないほどの悲しき呪いの言葉

供花を片付ける孤独な影

■水中で陽の光を背にし
鈍い色の欠けた影になり
その姿を僕に見せていた

呼吸を終えるのを待った

君の身体は彼岸へと続いている
僕達の掌は不離に繋がっていて

今、境目になっている

■芋虫を潰した、殺すつもりではなく誤って踏んでしまったのだ

潰れた虫を見る

半分平らに拉げて、そこから体液を散らせていた

その中には動くものが確認できた

それは僕が憎む女だった

視界が暗くなり
はっと正気付くと
僕は体液の海にいた

膝辺りまでの高さがあった
そこにしゃがんで、腕にはさっきの女を抱えていた

女は痙攣していて、このまま放って置くだけで息絶えてしまいそうだ

身体の穴全てから「虫の体液」を流し出していた

海程になるまでのこの全部を女一人が出したのだと悟った

このまま液の嵩が益していけば、自分もその中で窒息してしまうと思い
如何にか止めなければと、女の首に手をやった

両手を絞っていくと「がっ」っと言いながら口から体液を吐き散らし
その後、「ゴボ」と大きな薄緑の泡を作った

しばらく力を入れ続けると
女の痙攣は止み四肢を垂らした

液も止まった

ほっとして、女を足元の海に放って汗を拭った

「あのままではいつか自分が溺れ死んでいた」と正当性を頭の隅でぶつくさと唱えながら

多くは「様見ろ」と嬉々としていた

しかし、立ち上がるとそれは直に消えた

見渡す限り体液と闇の二層が広がる

その光景に、芯から冷めた

僕は戻れるのだろうか
ここからどうやって帰るのだ


そして思い出した

芋虫を半分意図的に踏んでいた事と

あの女を殺すのが二度目だと言う事を

地獄と言う稚拙さに微笑しながら
恐怖はしっかりとやって来ていた

そして、その事にもう一度鼻を軽く鳴らして笑う

                体液の海(タイトル)
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