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2010-02-26(Fri)

■架空のバスルームで水中に煙る血液

広がる

切った傷は小さな心臓に為ったかのように

ズキズキどくどく
と脈を打っている

その反復に絡み取られ
自分と眠りが混ざってゆくのが解る

赤インクに浮き沈み

作り物の躯

■僕の涙と君の血が部屋の中に降る
土砂降りの雨

君の血の光沢はルビーと同一のもの

遅れて赤みを帯びる削ぎ口はルビーの結晶

溢れてくる液状のルビー

君の命は赤い石に為って出る

床に
壁に
ベットに
天井に
宝石で出来た花が飾られる

止まらない

際限無く降り注ぐ
ルビーの粒

何でこうなったんだろう


ルビーが血に染まっていても誰もそれに気付かない

■僕は君が好きだ
君は痛みが好きだ

だから結びつく為に傷つけあう

ガラスが割れて君が怪我をすると

傷に指を入れ膣内の様な温もりに
愛が在るか確かめる

痛みは希薄のようだ

ガラスの破片をカミソリの代わりにして
傷口をキレイにしてあげる

そうしていたら僕は血の色に為ったガラス片がおいしそうに見えて
口に入れてしまった

切れてしまうことを知っていて
それが、頬を破っても痛みは希薄

これが現実だからだ
君も僕も痛みに慣れ過ぎた

血だらけの僕の口を君の傷に付ける

中身を同じにしていく

口を離すと何本も赤い糸が引いた

僕達はこんなにも沢山の運命で繋がっている

狭い部屋には二人の血の臭いが充満していた

君は血をいっぱい出したから眠たそう
ガラス粒の付いた手で眼をこすって

だけどふと、出血の量に死を予感したのか
ニヤケるのを押さえられない様だった

君が嬉しいと僕も嬉しい

繋がっているのだから



■今回の詩は「血」をキーワードにしました。
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鳥はとびつつ老いてゆくのみ

Author:鳥はとびつつ老いてゆくのみ
かく撃ち抜かれたる兵士の眼

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