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2010-07-11(Sun)

短詩と何か

■みなそこの水草の手にわたり人の一生ほど帰ることなく奇麗なままの顔

■いきり冷めぬ舗道つつじに見紛う轢断されたるはらわた

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 ふたり同時には通れない幅の歩道で道を譲った

暗い道で相手がどんな風貌かはわからない

ただ、自分と同じく自転車に乗っていることしかわからない

相手が狭い幅の道を通って来て
すれ違った時に、
若い男の匂いがしたので
会釈も無く行ってしまった事が腑に落ちた

確か自分もそうだったように
若い、特に男とは
相手より優位で居たい
感情がわかりやすくある

今の自分には、
一々「くだらない」と想起しない位
どうでもいいことになっている

しかし本当に
くだらないことなのか

「他者より優位な立場で居たい」
それは人としての本能ではないか

人間の中心的なモノではないのか

しかし
「くだらない」
で済ましていないと、
生きていくのには何かと差し障りが在る

その自分の感覚に慣れ過ぎていて
心には小さな波風一つたたなかった


そして、しばらく行くと
また狭い道に差し掛かり
そこにも人が居たのが
相手の持つタバコの火の明かりでわかったので
道を譲った

薄明かりに浮かんだシルエットと
すれ違う手前で、会釈と同時に発した

「スイマセン」

と言った声の質で
中年だとわかった

気分はよかった

それは
優位な立場を望む欲求と
同じモノなのかと考えたたのは一瞬だった


また、すぐに

今度は狭くはないが
女性が二人横に並んで喋りながら歩いていて
歩道がふさがれ通れなかったので

「スイマセン通ります」

と声を掛けた

その声に振り向いて
道を空けてくれた

二人は露出が高く
一人は顔立ちがよかった

部屋を出る前は散々ムラムラしていたのに
その二人を見ても何も湧かなかった

それが何故かは考えるのが面倒だった

出かけた目的はムラムラした感情から気を逸らすためだった

そのために本屋にでも行こうと思った

本屋に着いた

入って眩しい蛍光灯の下を進むと

夜遅かったが土曜日だからか
高校生くらいの少女がいた

ただの後ろ姿だ

本当は少女が立っていた
棚に立ち読みしたい雑誌が有ったが

自分の中に起こった欲求を面倒臭がるように

少女を避け違う棚に
読みたい本はないかと
探しに行った

そしてしばらくしたら
少女が居た棚に、
少女がいないことを確認して
立ち読みを済ませ本屋を後にした

帰ったらオナニーでもして
欲求を処理したら

色んな感情に蓋をしよう

面倒臭い感情は何も起こらないで欲しい


退屈で詰まらない男だと言うことがわかる

退屈で詰まらない
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かく撃ち抜かれたる兵士の眼

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