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2010-09-09(Thu)

何か

※僕の住むマンションの部屋にはTVもDVDプレイヤーもないので
DVDは実家で見るのです



 カーペットに唾を吐いた

TSUTAYAに行くことに決め

鍵をかけずに発つ

マンションの廊下には死んだ虫が何匹も転がっていた

花の蜜や木の樹液を吸う虫達にとってここに食料は何も無い

何故、食料の匂いに寄らず
ヒカリに寄るのだろう


カタルシスへの期待は在るか無いかわからない程、淡い

何を借りようかなと
店内をうろうろする
もうそんな事しか残されていない


DVDを観ながら
インスタントラーメンをいっぱい食べてやろう
胃が破れるまで

無理だと理解しているけど

気持ち悪く、苦しく、後悔するくらいまでなら食べられる


深夜なので家族に気を使って着けているヘッドフォンから映画の音声が耳へ漏れ込んでいる

内容には集中していない


「誰か殺しに来ないかな」


妄想をしていた

シニガミの、アクマの


そのアクマの躯は蝿と陰毛で出来ていた

マンションの廊下を虫達の魂を奪いながら僕の所までやって来ていたのだ

おびただしい数の蝿の死骸を大量の陰毛が出鱈目に絡めて人型を成していて、

それが僕の目の前で動いて喋る事までしていた

喋ると言っても
声と呼んでよいのか

それは、蝿の羽音で

口辺りを形成していた蝿の羽が鳴っていた

それでも蝿は生きていない
無理矢理動かされている感じだ

発した言葉は、かろうじて
「地獄」
と聞き取れた

僕の中に反射的に
「嫌だ」と言う言葉に繋がる前の嫌な気持ちが溢れた

いつの間にかアクマは僕の額の中心に人差し指を置いていた

そうすると
身体の表面中に
強い、覚えのある痛みが走った

僕の皮膚全部を黒眼と同じ組織に変えたのだ
(何故そんな事すぐに分かったのか、冷静に考えると自分のした妄想だからだ)

今の僕は黒眼人間だ

体表が乾く
勿論、全身を覆う瞼などなく潤せない

床や自身の体が触れ合っている処が痛い

目に何か触れた時の痛みだ

痛みにもがくと
更に何かに強く触れて痛みが増す

大声を出す

すると
玄関から部屋へ隣人が飛び込んできた

スチール製の棒を持っていた

何の間もなく、
転がり叫ぶ僕をその棒で殴った

黒眼人間の僕を

気絶しそうな激痛だ

隣人にはアクマが見えていない

僕のことも黒眼人間に見えてない

ただ五月蝿い僕を棒で殴りにきたんだ

たまにストレスで突発的に叫び声を上げていた僕に耐え兼ねていたのだ

この男も気の強そうな男ではない

溜めていたのだ


待てよ、
僕は実家に居た筈だ
何故いつの間にマンションに戻っているのだ

夢の様に整合性がない

妄想にも整合性などないのだが

夢特有の整合性のなさだ

どこかで妄想と夢が繋がってしまったんだ

そんな事を考えていたら
不意に覚めた

僕を妄想とも夢ともつかぬものから覚ましたのは

画面の中で脱ぎ出した
ハリウッド女優の綺麗な裸だった

僕はもう暫くは生きる予感がした

何の根拠もなく
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Author:鳥はとびつつ老いてゆくのみ
かく撃ち抜かれたる兵士の眼

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