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2011-02-26(Sat)

■蝶を轢いた

あの羽根もようは

先夜も

殺虫灯の放射する淡い青の中を飛んでいた




■枯れ草の海が際限なく続いた

そこでは皆がそろって顔を焼く

空は黒色

火に顔を焼かれながら言う

愛しいものがないと


寂しい思いはせずに

愛がどんなものか想像する


無理しなくていいんだよ




■僕はいつも小さなクモに愛撫をしていた

今は行方を知らない

巣だけが部屋の隅で
収縮したり
膨張したり

肺のようだったり


肺から空気を全て抜いて

とまりたい

お胎のなか

僕は沈澱物

穏やかな希死念慮

頭には思い出すものがなにもない

なにもない

暗闇すら無くなってしまう

もう一度
巣を張って

待ってていて

■膣内に溶解

微弱の発光性を持つ

兎の見る幻覚




■今度は、射抜けと言う合図

ピントの合わない画面

眼の中にホチキスの針が生まれ落ちて

手が開かない

眠らないし
血は出ない

死にかかった血を

血小板は髪を乱して

熔けた鋼のなか螺旋状に積み上がっていく

これは怪我なんかじゃない

止血帯の繭だ

息を糸の様に細くして
傷の後ろに隠れて

気が済んだら

出来るだけ多くの症状を集めて

海中にばらまいて

幸せに泡立つ


そうだ
そうあろう
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鳥はとびつつ老いてゆくのみ

Author:鳥はとびつつ老いてゆくのみ
かく撃ち抜かれたる兵士の眼

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